阿呆みたいな面構えで
寝ている奴 居るアルヨ。
*・*阿呆面と天邪鬼*・*
「また寝てるアル・・・。」
特別警察―――真選組屯所前の駄菓子屋の屋根に上り
酢コンブを齧りながら 少女―――神楽は呟く。
「毎日毎日 寝腐って・・・。いつか脳ミソ ぐちゃぐちゃに 溶けてしまえばいいアルヨ。」
ふざけた顔のアイマスク。
一人 屯所の縁側を占領して。
金色の髪を風に泳がせながら寝る
土方いわく サディスティック星の王子――――沖田総悟を眺める。
そして
『総悟ォォォ!!お前また仕事サボりやがったなぁぁっ!!』
『サボってねぇでさァ、土方サン。山崎がオレのこと 起こし忘れたんでさァ。』
『いいから 行け!今すぐ出ろ!!』
副長 土方に怒鳴られながら仕事に出るのを 見届ける。
それが ここ最近の 神楽の日課になった。
***
「銀サン。最近 神楽ちゃん留守にしてますけど・・・何処行ってるんですかね?」
「知るかよ。新八 お前心配なら探してくりゃイイだろ。」
「別に心配じゃないですけど・・・。」
「自由にさせとけ。年頃だ、年頃。」
「はぁ・・・?;」
***
「・・・・・・ありゃ・・・・・?」
いつものように酢コンブを買い
いつものように屋根に上った神楽だったが
ある異変に気付く。
「アイツ 今日アイマスクしてないアル・・・。」
滅多に見れない光景を 目の当たりにし 神楽はクスクス、と微笑む。
会うとケンカ気味になるので 良く顔を見たことはなかったが
こうして見ると 結構キレイな顔立ちであることが窺われる。
“髪サラサラ アルヨ・・・。睫毛長―・・・。。”
男のくせに繊細アル。
そう思い からかってやろうと屋根を下り 屯所の入口まで走る。
「・・・・・・あれ・・・・・?」
先程まで座っていた彼の姿は其処にはなく。
静寂だけが残されていて。
「アイツ 何処行ったアルか・・・・?」
パコンッ
「――――――――っ?!」
「さっきから 何やってんでィ、チャイナ。」
俗に言う “ピコピコハンマー”で叩かれた。
自分の探していた男に。
「イッテーな#か弱い女の子にすることじゃないアルヨ。」
「あっれ おかしいぜィ。か弱い女の子何て 何処に居るんでさァ。」
わざとらしく総悟は辺りを キョロキョロと見回す。
こめかみに「#」マークを浮かべながら 神楽は
「もういいアル。お前と話してても面白くないネ。」
帰ろうとする神楽に向かって 総悟は言う。
「おい チャイナ。テメェ 最近ずっとオレのこと見てたろィ?」
「―――――っ!////自惚れんなよ バカが。」
図星ですかィ。
焦りながら否定する彼女を見 クックッ、と面白そうに笑った後
神楽の手にしていた傘を取ると
「バレねぇように傘を控えてたみてぇだが。――――バレバレだぜィ?」
「うるさいアル#////」
「無理しなさんな。日ィ浴びてふらふらなくせに。」
「―――――――っ!」
またまた 図星。
ふらついた神楽を支えると 総悟はバッ、と傘を開き
「オレは 天邪鬼も嫌いじゃないでさァ。」
クス、と神楽の耳元で 囁いた。
★あとがき☆
沖神ですVV可愛いですねぇ、この二人VV
お互い天邪鬼で 見ててほのぼのしますVV
羽は真選組大好きです♪近藤サンも土方サンも山崎も。
ってまぁ、総悟が一番なんですけどVV
彼がどんなにサディスティックでも私は好きだけどなぁ・・・(ヤメロ。