愛くるしいキミ。
全部 全部 オレのもの。
〜*・別に特別ではないけれど 愛を確かめ合おう・*〜
「明日 デートしよ?」
ベッドに腰掛け キミに囁く。
別にデートなんて オレたちにとっちゃ 特別なことじゃないけれど。
明日は少し特別な・・・日みたいだから。
「本当?v」
今までふとんに潜り込んでいたキミが ひょこっ、と顔を出す。
その笑顔は 絶対オレ以外の前で見せない。
まぁ、 キミのそんな顔も声も
見た奴 聞いた奴 ただじゃおかないけどv
「んー?明日はさ リナリーの欲しいモノ、買ってやるよ。」
「え 悪いわよ。」
「お返しだよ、お返しvほら コレ貰ったしさ。」
雲の隙間から差した月の光が オレの胸元を優しく照らす。
キラッ、と キミから貰ったペンダントが光を反射する。
それを見て キミは嬉しそうに笑った。
月の明かりのせい?
いつもより 色っぽいよ、その表情。
「そうじゃなくても 何かリナリーに買ってやりたい気分なんさ。」
「うんv」
すっ、と キミの髪に触れる。
サラサラした髪から ほのかにハーブの香りが漂う。
どうしてこう・・・可愛いかなぁ・・・。
「あのね ラビ。私 観たい映画あるのー。」
「何?」
「“君といた時 いない時”。」
「あの恋愛モノ?それ オレと観るの?」
「ラビと、だから観るの。」
そういう嬉しいこと さらりというキミ。
大好きさ。
明日はずっと一緒にいられるね。
「んじゃ もう寝ようか。」
「あ 帰る。」
「何で。」
そそくさと着替えようとするキミに 思わずすっとんきょうな声を出す。
「だ、だってラビ すぐ始めようとするじゃない!///」
「は?」
顔を真っ赤にして 少しふくれながらオレを見る。
そんなキミが 可笑しくて愛らしくて 思わず声を出して笑ってしまう。
「何で笑うのー?!///」
「アハハッ。大丈夫だよ。今夜はもうヤらないから。」
「――――――――っ///」
「だから・・・一緒に居て?」
コク、と微かに頷いて またふとんに潜る。
「本当に何もしない?」
「しないしない。―――――――おやすみ リナリー。」
「うん・・・おやすみ。」
さぁて。
明日は どんな日になるんかな?
+++
肩を並べて歩く 私と貴方。
手を繋いで伝わる 貴方の体温、優しさ。
「切なかったねー。」
「うん・・・でも純愛?」
「そだね。純愛。」
男の人と女の人が 戦争に行くの。
行く場所はバラバラで 友人たちは戦死しちゃって。
でもね。
男の人と女の人は生き残って 再会できるの。
何かに魅かれ合ったみたいに。
これって俗に言う 運命?
「ちょーっと オレらにはキツかったねぇ。」
「ごめんなさい。あんなに暗いものだとは思わなくて。」
「ん?いいよいいよ。最後はハッピーエンドだったじゃん?」
そう言って笑い 貴方は少し自分の方へ私を寄せる。
少しドキドキしちゃったけど やっぱり次の瞬間喜びに変わってて。
「オレらみたいに?」
「うん。」
「ありゃ。素直。」
「何それ。いつも私が素直じゃないみたいに。」
アハハ、と笑う貴方。まるで太陽みたいに。
私の隣の太陽ね。
「ほら。リナリー 何か欲しいモノある?買い物しよ?」
「あー・・・っとねぇ・・・。」
何が欲しい?んーっと・・・。
必死に考えて ようやく思いつく。
「マグカップが欲しい。」
「マグカップ?いいよ。」
私の手を引いて 人込みを掻き分けながら歩く貴方。
少し見上げて見る貴方の横顔。
無邪気にはしゃぐ 子供みたいで 見ている私まで楽しくなる。
日用雑貨店に入って 二人で物色。
はたから見れば 立派な恋人同士よね?・・・なんて。
「どれにするの?てか一つじゃなくても イイかんね。」
「えと・・・私とラビの。」
「オレも?」
「えぇ。お揃いv」
愛らしいマグカップたち。みんな可愛いケド 私が欲しいのは・・・
「ウサギとパンダが欲しいの。」
「ウサギとパンダ?」
「そう。ラビはラビだからウサギでしょ。私の国はパンダが有名だから。」
パンダって ブックマンのじじいじゃん。
そう貴方は笑った。
「あ、コレ 可愛いねvこの二つにしよ?」
「じゃあ 買ってくるよ。」
貴方と一緒にレジまで進んで。
貴方は 贈り物用に、と一言。
「はい。リナリー。バレンタインのお返しも含めてv」
「有り難うvv」
「あ、でも教団までは持つよ。結構重いから。」
「一つはラビのよ?」
何か貰ってばっかじゃん、と貴方。
別にいいの。物より思い出。
隣に居てくれるだけで 私は幸せよ?
肩を並べて 並木道を歩く。
木漏れ日が 目に優しくて 暖かかった。
ベンチに座って 買って来たサンドイッチを食べる。
「はい。リナリー。」
すっ、と ミルクを手渡してくれる。
可愛いね、ミルクなんて と貴方は笑った。
ミルクは貴方との思い出の一つだもの。
私が悩んで悲しんでる時 貴方は必ずホットミルクをくれるの。
貴方はカフェオレを啜って。
「あー・・・イイね、こういう時間。伯爵が動き出しちゃったから オレらも引っ張りだこだし。」
「うん。」
「さっきの映画じゃないけどさ。アクマに殺られることなんてないよ。オレもリナリーも強いし。
まぁ、友達は死なないよね。ユウにアレン?死なないよ、絶対。あの負けず嫌い。」
戯けて話す貴方が可笑しくて 私も声を出して笑う。
二人の間に静かな時間が流れる。
あまり人が通らないから 凄く静か。
周りの木々も 新鮮だった。
「ねぇ?」
静寂の中に貴方の声。
ん?と横を向く。
「――――――――っ///」
貴方の優しい口付けを受けて。
あまりにも急だったから 顔が赤くなる。
「好きだよ。リナリー。」
「――――――――っ///知ってるv」
クス、と笑って 私も貴方に唇を寄せる。
こういう時間が もっとあればいいのに。
そう 思ったの。
☆あとがき★
ほのぼの、かつラビをカッコ好く。・・・を目指したのですが;;
Dグレ3巻のリナ嬢、マジ可愛いです!!私男だったら間違いなく惚れてますって!!(阿呆)
・・・私の弟はリナ嬢、嫌いだって。涙 ・・・殴っていいですか?苦笑
サンドイッチ買って、ミルクとカフェオレ・・・の案は友人Mの意見を参考に。
自分はミルクなんだけど、相手は少し背伸びしたかんじでカフェオレなんですって。
センスあるわ、友人M。これからもヨロ。笑
・・・本当、ラビュ好きです。Dグレ3巻初登場v4巻は誰にも貸したくない。爆