いつかは 手に届くだろう。
そう 願いながら
お前と行動を共にする。
~*:*~日を浴びて 羽を伸ばそう。あなたと~*:*~T
「小旅行行こーう。リーバーくんの別荘。」
初春のある日 コムイが半分死にそうな声で呟いた。
「はぁ?何言ってんスか 室長。この書類の山 片付けないと・・・。」
「もう 嫌だーっっ!!」
「ちょっと兄さん。五月蝿いわ。」
「・・・ったく この部屋はいつもギャーギャーギャーギャー五月蝿ぇんだよ##」
任務から帰ったリナリーと神田が悪態をつきながら入ってきた。続けて後ろから
アレンも入室する。
リナリーに一喝され 一時コムイは静かになったが 自分の欲求を抑えられず
再び騒ぎ出す。
「もう嫌だ!毎日毎日 同じ部屋!書類にハンコ!たまには 美味しい空気が吸いたいじゃないか!」
「確かに最近・・・コムイさん やつれてきてますもんね・・・;;」
げっそりとした顔付きになってきたコムイを アレンは優しく労わる。
その言葉を聴いたコムイの顔は ぱあっと輝いた。
反対に 神田はアレンの肘をど突き 半睨みにする。
「だよね?!やーっぱアレンくんは違うね!なんて優しいんだ!」
「は、はぁ・・・?;;」
「・・・はぁ・・・。一泊だけっスよ?長居すると 帰らないでしょ、室長。」
アレンに泣きながら縋りつくコムイを見 手に負えない、と
思いっ切り溜め息をつきながら リーバーは言った。
「本当?!✿」
満面の笑みを浮かべたコムイだったが 次のリーバーの一言で玉砕される。
「でもあの別荘 4人しか泊まれませんケド・・・?」
「・・・・・・・・。。」
しばしの沈黙。気まずい。
「じゃあ オレとユウとアレンとリナリーでいいんじゃん?♪」
「「ラビ?!」」
沈黙を破ったのは神出鬼没な少年―――――――ラビだった。
いつ入って来たの?!というアレンの問いかけに ずっと居たぜ?とにこやかに返し、
「いいじゃん。エクソシスト4人組ってことで。」
「図々しいぞ ラビ・・・;;」
「いいじゃんか。ユウは行けるんだゼ?v」
バン、と机を叩き コムイは立ち上がる。
「冗談じゃない!僕が行けないじゃないか!」
「いいんだよ。コムイは ハンコ押してりゃ。」
「良くないーっ!!」
「・・・兄さん。」
「・・・?な、何?リナリー・・・。」
横でボソッと リナリーはコムイに声を掛ける。
「私をアレンくんね・・・長期から帰ったばかりなの・・・。」
「う・・・うん・・・?」
「疲れてるのよ。」
威圧的な言葉。
うっ・・・とコムイも言葉に詰まる。
「い、いいよいいよ。みんなで 行ってきなよぅ。僕はリーバーくんと仲良く
お留守番してるよぅだ。」
「・・・仕事はして下さいね。室長。」
分かってるよぅ、と半分いじけながら コムイは外出許可証に印を押す。
「はい。リナリーとアレンくんと神田くんとラビね。1泊だけだからね。」
「ラッキー☆マジ オレもいいの?♪」
すねるコムイを尻目に ラビは嬉しそうに言う。
お前が言ったんだろ、と神田に突っ込まれた。
「―――――今から出んのか?」
少々怠そうに神田が呟いた。それを聞いたコムイは
「行きたくないなら 僕が代わるよ!神田くん!」
コムイなし。女はリナリー一人という 美味しい条件を
神田とて 見逃すわけもなく
「行かねぇわけ ねぇだろ。コムイの分まで 満喫してきてやるよ。」
「じゃあ コムイさん・・・。」
「ありがとv兄さんvv」
アレンに続き リナリーも自室に向かう。
「おい リナリー!荷物!」
「あー、行っちゃったね・・・。いいよ、オレ 同じ階だから。」
「あぁ 頼む。」
リナリーの忘れていった荷物をラビに渡し 神田も荷物を背負う。
「神田くん。」
ガシッ、と部屋を出ようとした神田の肩を コムイは勢いよく掴んだ。
「何だよ。」
「リナリーに手 出したらタダじゃおかないからね・・・#」
「・・・フン。甘いな、コムイ。・・・オレも一応 男だぜ?」
「・・・・・・・?!#」
不敵に笑い コートを翻し、神田は部屋を出た。
「・・・ラビ。」
「ん―――――?」
「神田くんのこと 見張っててよ。リナリーのこと守ってね。」
「コムイ。それ オレのこと信用し過ぎじゃね?」
「・・・・・!?」
「ま、安心しろって。オレは何もしないからv・・・でもユウをとめる権利はないよねぇ。
ユウがリナリーのこと好きなのは 分かってるし、確かだし?
幼馴染として ユウも大事だからぁ。オレは応援するだけだな♪」
「・・・なっ・・・!!;;」
「悪いね♪んじゃ☆」
コムイに手を振ると ラビも楽しそうに部屋に帰った。
「・・・リーバーくん・・・。」
「見守るしかないんじゃないっスか。・・・はい、仕事仕事―!」
コムイを無視し リーバーはパンパン、と手を叩き みなに呼びかけた。
☆あとがき★
ちょっとした連載予定です。気長に見守ってて下さい。苦笑
序章なので全然面白くないですね。
(ってこれからもつまんないかもなんだけど;;)
神リナで書いていこうと思ってます。次章でアレンと絡み入れながら。笑
さりげなく神田とラビの友情も主張していこうかな、と。