「リナリーに何買うか もう決めたの?ユウ。」
ラビに言われて 神田ははた、と気付く。
何を買えばいいんだ?、と。
*・*〜 2/20 〜*・*
「買ってないの?!明後日だよ?!」
「うるせぇ!今まで一週間 こっちは長期任務だったんだよっ!」
あ、そうだったね とラビ。
「・・・どうすんの?買うなら明日しかないよ?」
「オレ 明日非番だったよな、確か。」
「あ、オレもだ。付き合うよ?」
「悪い。」
神田は珍しく 素直にラビに感謝した。
+++
「リナリー 任務は入ってた、今日。」
朝食の席で ラビは神田の隣に座って言う。
「そうか。・・・モヤシと?」
「あー・・・うん・・・。」
神田が何を考えているのか お見通しなラビは 少し気まずそうに頷く。
不快な顔をする神田に
「でもさ、アレンだってユウには勝てねぇだろ。リナリーと一番近いところに居るのは
お前なんだしさ。
それに アレンにはオレがいるし?v」
「結局 それかよ。」
得意気に笑うラビに 神田はフン、と軽く鼻で笑った。
それを見たラビは またへへっ、と安堵の色を含ませながら 笑うのだった。
+++
「どうすんの?」
「・・・・・・・;;」
街に 私服に着替えた神田とラビ。
オーバーのポケットに手を突っ込んだまま ラビはちらっ、と神田を見る。
「・・・・・おい、ラビ。」
「んー?」
「お前 代わりに行け。」
「何で?!」
突然の神田の提案に ラビは心底驚く。
「何言ってんの!ユウが買うんだよ!オレじゃ 意味ねーって!」
「あーっ!もうっ!!オレのガラじゃねぇんだよ!!」
あー・・・、とラビは言葉に詰まる。
言われてみれば 長い付き合いになるのに 神田と買い物に出た記憶がラビにはなかった。
心当たりがあるのか ないのか 神田は歩を進める。
その後について行きながら ラビは
「何 買うの?」
「いいから ついて来い。・・・何も言うなよ。」
恥ずかしさを紛らわす為 神田は静かに言う。
『必死だなー、ユウ。可愛い可愛いvv』
黙々と歩く神田の背中を追いかけながら ラビは微笑した。
しばらく歩いた後
神田が入ったのは 一軒のアクセサリー・ショップだった。
「何だ。ユウ ちゃんと考えて・・・。」
「何も言うなって言っただろ。」
半睨みにあい ラビは素直に黙る。
隣でにやにや笑いかけてくるラビを無視し 神田は品物に目をやる。
赤や青 黄色や緑の小物たちが日の光を浴び キラキラ輝いていた。
『アイツなら 何つけても似合うだろ。』
数分後
クロスのピアスを手に取る。中心に赤い石が嵌め込んであった。
レジでプレゼント用に包んで貰う。
入口近くで待っていたラビに 悪い、と目配せして 二人は店を出る。
「ユウ センスあるねー♪」
「何も言うな。」
「照れてんの?v」
「・・・殺されたいか ラビ・・・##」
本気になんなよー、と笑うラビの横で
――――――とりあえず 今はコイツに感謝だな。
と 静かに神田は思うのだった。
+++
神田が来ない。
夕暮れ時。
先程 コムイから貰った抱き枕を握り締め
リナリーはむすっ、とした表情で 外を見ていた。
コンコン
「リナリー 居るか?」
ノックの音と共に 神田の声。
カチャ・・・と神田が入ってくる。
やっと来てくれた、という感情をしまい込み
どうしたの?と神田に問う。
「どうしたって・・・分かってんだろ?・・・ん。」
ぶっきらぼうに 昨日買った包みを差し出す。
赤いリボンがかけられ可愛くラッピングされた小さな箱を見てリナリーは顔を
輝かせる。
「開けてもいい?」
「ん、あぁ・・・。」
嬉しそうに 一つ一つ丁寧にテープを剥がしていくリナリーの姿に
神田は狂おしい程 愛らしさを感じた。
「わーv可愛い!神田が選んでくれたの?v」
「ん、まぁ・・・///」
「嬉しい!有り難うv・・・ねぇ、これ神田がつけさせて?」
「はぁ?何でオレが・・・///」
「いいじゃない。ねぇ?v」
「・・・ったく・・・///」
照れながらも 神田はすっ、とリナリーのピアスを外す。
その温かさにくすぐったさを感じ クスリ、と笑う。
「何だよ///」
「ん?嬉しくてv」
それ言いすぎ、と言いながら 神田は自分が贈ったピアスを手に取ると
リナリーの両耳に優しくつける。
痛くないか?と確認すると
「大丈夫。・・・似合う?」
「あぁ。」
「お礼 しなきゃね。何か欲しいのある?」
鏡を見ながらリナリーは 神田に聞いた。
別に・・・、と答える神田に リナリーは何でもイイのよ?と返す。
「・・・何でも?」
「――――――?えぇ。」
「じゃあ・・・。」
すっ、と 神田はリナリーの前髪を梳くと
「礼は身体で払えよ?」
「な、何でそうなるのよ?!///」
寄る神田に抵抗するリナリーの腕を押さえると
神田は 彼女の唇に自身のそれを力強く押し付けた。
「ん・・・っちょっと・・・神・・・っ!///」
抵抗するリナリーに構うことなく 神田は十分に感覚を味わう。
はぁっ、と唇を離すと 二人の間に銀色の糸が垂れる。
「・・・いつもより 感じてんじゃねぇの?」
「・・・はぁっ・・・そんなこと ないわよ・・・っ///」
「へぇ・・・。」
抱き寄せる神田に 今度は逆らうことなく リナリーは素直に身体を預けた。
――――――― ただ自分が生まれ落ちたってだけの日なのに
いつもと何かが 少し違う。
貴方の言葉も 贈り物も
私を抱く貴方だって
この日は少し特別なの ――――――――
☆あとがき★
リナ嬢バースデー記念♪
やっぱりここは神リナでv
ちょっと、本当ちょっとだけエロティック★笑
ま、自分としても全然大したことないな、と反省;;
さりげなくラビアレ主張してみたり。笑
バレンタイン小説でリナ嬢はめちゃめちゃ不器用って
設定作ってたけど、本当はリナ嬢は料理とかすっごく
上手だと思ってますvv
あぁそれから。アクセサリー・ショップとかありきたりでゴメンなさい。苦笑