私を見下ろす 貴方の視線が嬉しいの―――――――
*・*身長*・*
「リナリー。悪いけどA〜Dまでのファイル 取ってきてもらえるかな?」
書類に埋もれながら コムイはリナリーに頼んだ。
室長助手である彼女は えぇ、と素直に頷く。
「あぁ、でも A〜Dっていったらかなりの量だから・・・神田クーン。手伝ってあげて。」
「あぁ?!」
コムイからの任務確認書類が出来上がるのを待っていた神田は
急に頼まれ 不快な言葉を発する。
「テメェ、コムイ#人に待たせておいて あげくの果てに雑用させる気か?#」
「いいわよ。神田 帰って来たばかりじゃない。」
「へぇー。神田クンはか弱い女の子一人に大量の荷物を持たせるような 非道な人だったんだ。
ふーん・・・そぅ・・・。」
嫌味ったらしく言うコムイを きっ、と睨むと神田は ちっ、と舌打ちした。
「あ、じゃあ 僕が手伝いましょうか?リナリー。」
防犯カメラの映像チェックをしていたアレン・ウォーカーがすっと立ち上がる。
「あぁ、行ってこい行ってこい。少しくらいお前が抜けても困らなねぇから。」
「・・・それ、どういう意味ですか。リーバーさん;;」
隣で何気なく酷いことを言ったリーバーに文句を言いながら アレンは書類の山を掻き分ける。
「あぁ、そう?アレンくん 行ってくれる?」
ちらっ、と神田を横目で見ながら コムイは白々しく言う。
「あーっ!もぅいいっ!!行くぞ、リナリー!!」
「え、あ・・・うん。」
大股に歩いて部屋を出て行った神田を リナリーは小走りに追いかけた。
パタン・・・
扉が閉じたと同時に、
「グッジョブ。アレンくん☆」
「いえ。あれくらいどうってことないじゃないですか。・・・神田ももっと 素直になれば
いいんですけどねぇ・・・。」
+++
「A〜Dって・・・こんなに必要なのか・・・?」
「う・・・ん。兄さんがそう・・・言ってた。」
「・・・ったく。ただでさえ あんなに汚い部屋、もっと汚くなるじゃねぇか。」
愚痴を溢す神田に リナリーは苦笑しながら下の段に手を伸ばす。
それと対称に神田は上から手をかけた。
すっと奥に手を伸ばした時 神田の肘がコツン、とリナリーの頭にぶつかった。
「あ、悪い。」
「ううん。平気。」
「・・・お前って結構 背低いのな。」
「え?神田が大きいのよ。だって私 アレンくんと2cmくらいしか違わないし。
神田とは10cmちょっと違うじゃない?・・・神田が大きいの!」
「そうか。」
また 心地良い沈黙の中 二人は作業を進め、15分後 ようやく必要な書類を取り出し
終わった。
「これで全部か?」
「うん。そう。」
「・・・お前そっちな。オレ こっち運ぶから。」
「待って。それじゃぁ、神田 多過ぎじゃない。」
「いいから。」
自分よりも 約2倍ほどの大きさの山を神田はすっ、と持ち上げ
「行くぞ。」
「あ、うん。有り難う。」
薄暗い廊下を 二人で並んで歩く。
「重くない?」
「見た目より軽い。」
気遣ってリナリーが問うと 本当なのか強がりなのか
いつも通りの口調で 神田は答えた。
「神田ってさぁ・・・。」
「・・・・・?」
「大きいのね。」
「あぁ?」
突拍子もないことを言い出した彼女に 神田は一瞬驚いたが、
すぐに軽く笑った。
「何だよ、急に。」
「んー・・・何となく。並ぶとやっぱ私 神田のこと見上げないと
話出来ないもの。」
「オレは見下ろさなきゃ 話が出来ないが。」
「もぅ!小さいわよ、どうせ。」
神田の言葉に リナリーは少しふくれて見せた。
「でもねー。このアングルが一番好いね。」
「・・・・・・?」
「あのね、この角度がね 神田 一番カッコ好く見えるの。」
「―――――何だょ、それ。」
少し照れながら フン、と鼻で笑ったのを見ると リナリーも恥ずかしそうに
クスリ、と笑った。
「それを言うなら―――――――。」
「ちょ、神田――――――?/////」
すっ、と屈んで 神田はリナリーの耳元に顔を寄せ
「上目遣いのお前が 一番可愛い。」
「――――――――っ?!/////」
顔を真っ赤にして立ち竦むリナリーに 構うことなく神田は悪戯っぽく笑うと
すっ、と歩を進めた。
「・・・・・/////もう・・・・//////」
「おい!早くしろ。置いてくぞ!」
前から呼ぶ神田を見、 リナリーは一人静かに呟いた。
「やっぱり 私だけのポジションなのね。」
嬉しそうに微笑み 小走りに神田の後を追った。
☆あとがき★
Dグレから。神リナです。
何だかねぇ・・・。神田の言葉遣いが何か違うような気が・・;;
神田カッコ好いですねぇvv
この間まで神田狂だった羽ですが、最近ラビュラビュが大好きですv
ラビ萌vv
神田の科白を知りたい方は「」の中をドラッグして下さい。